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旬の食材のちょっとためになるお話「ネギ」
2024/02/14 食材豆知識
もぐもぐの栄養士 兼 野菜ソムリエプロです♪
2月はインフルエンザなどの感染症にかかる人が増える季節です。
今回は そんな季節におすすめの食材 「ネギ」 を紹介します!
ポイント1 風邪の時は俺に任せろ?!
昔から風邪の時は「ネギを首に巻くとよい」と言われてきました。それってホント?
あながち嘘ではないのですが、実際に巻くとヒリヒリ痛い~(経験あり)!
ネギを巻いて有効成分(においの素であるアリシン)が肌から吸収されるのではなく、
揮発成分であるアリシンが口や鼻から入ってのどに効き、症状が緩和されるのではないでしょうか。
アリシンには、疲労回復や殺菌効果、血行促進、免疫力を高める、
胃腸の働きを増進させるなどの効能があるので、風邪の時に最適な野菜です。
ネギオールという香り成分もアリシンと同じく、発汗や解熱などの作用があり、
さらにはビタミンCも含まれるので、やっぱりネギは風邪の時には最適な食材なんです。
ポイント2 焼きでアンチエイジング効果2.5倍
生の長ネギは辛み成分アリシンが含まれています。
アリシンは血液をサラサラにし、殺菌効果も抜群です。
じっくり焼くことでほくほくと甘くジューシーになり、ニオイも落ち着きます。
アリシンはビタミンB1と相性が良く、体内への吸収率を高めるので、
肉類などビタミンB1を多く含む食品と一緒に調理するのがおすすめです。
抗酸化力は2.5倍にアップするので、加熱に弱い野菜が多い中、加熱することで本領発揮するレアな食材です。
ポイント3 部分違いで栄養違い
【緑の部分】
緑の部分は緑黄色野菜です。抗酸化作用のあるβ-カロテンやカルシウムが豊富です。
葉の裏のゼリー状の物質は食物繊維の一種で「フルクタン」と言います。
インフルエンザ予防にも効果があります。
【白の部分】
白い部分に多く含まれる硫化アリルは、空気に触れることでアリシンを生成します。
ネギを細かく小口切りや千切りなどにし細胞を壊すことで、空気に触れる部分が多くなり、
アリシンも増えていきます。効能はPOINT1参照で。
揮発性なので食べる直前にカットがベストです!
ポイント4 選び方
①葉先が色鮮やかでしなびていないもの。
②根付きのものは乾燥しておらず、みずみずしいもの。
③軟白部を食べるものは、白い部分の身が詰まっており、柔らかくなっていないもの。
ポイント5 保存方法
新聞紙で包み、室内で温度が低いところか、ベランダの日の当たらないところで保存する。
立てて保存するのがBEST。
辛みのあるネギを焼くと どうして甘くなるのか、おわかりいただけましたでしょうか??
甘く美味しくなるだけではなく抗酸化力までアップするなんて!!
鍋だけじゃなく、ぜひ焼きで食べてみてくださいね(*^▽^*)
最後までご覧頂きありがとうございました。
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