新着情報
News
2月3日は「節分」
2022/01/31 管理栄養士より
もぐもぐの管理栄養士です。
2月3日は「節分」ですね♪
「季節を分ける」という言葉が由来の節分。
昔は、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日を節分と呼ぶこともあったそうです。
旧暦では立春から新年が始まるため、立春の前日は大晦日でした。
そのため特に重要であると認知され、現在では立春の前日が「節分」とされています。
節分の目的は、邪気を追い払うことです。
季節の変わり目には体調を崩す人が多く、見えない邪気(鬼)の仕業と考えられていました。
邪気(鬼)を追い払い、1年を健やかに過ごすことが節分とされています。
さて、ここからは食べると縁起が良いとされる節分のお食事をご紹介します。
恵方巻
「恵方」とはその年の歳徳神(年神様)のいらっしゃる方角のこと。
方角は年によって異なり、「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の4つと干支を組み合わせることで決まります。
恵方を向き、太巻きを食べるという習慣はお馴染みではないでしょうか。
2022年の方角は北北西だそうですよ♪
さらに、太巻きには7つの食材をつつむことで七福神を巻き込んで無病息災や商売繁盛を願うという意味や、豆をまくことで逃げて行った鬼が落とした金棒に太巻きを喩え、これで鬼退治が完了したとされるという説もあります。
豆
鬼(魔)の目に豆を投げつけ「滅」することが「魔を滅する」に通じており、豆を食べるようになったと言われています。
また、豆をまく習慣は室町時代から始まったと言われていますが、当時は大豆が一般的でした。現在でも大豆を用いることが多いですが、地域によっては落花生を用いることもあるようです。
大豆と比べて拾うのが楽であること、殻に入っている豆の方が衛生的であることがその理由です。
いわし
鰯(いわし)を食べる習慣は西日本の一部のみ。
他の地域では飾りとして用いられます。
「鰯」を食べる理由
鰯の語源は「よわし(弱し)」、「いやし(卑し)」。漢字では魚へんに弱いと書きます。
弱く、卑しい、いわしを食べること「陰の気を消してしまう」という意味があります。
また、焼いた際に出る煙は魔除けになると言われているので、節分には焼いて食べられます。
「鰯」を飾る理由
魔除けのため、柊の小枝と鰯の頭を飾ります。これは柊鰯(ひいらぎいわし)、節分鰯、西日本では焼鰯(やいかがし)と呼ばれます。
鰯の臭いを鬼は嫌い、柊の尖った部分は鬼の目を刺すため鬼を追い払うと言われています。
節分の食べ物としてよく知られているのは以上の3つですが、そのほかにも食べられる物があります。
こんにゃく
食物繊維が豊富なこんにゃくは「胃のほうき」とよばれ、季節の節目となる節分に体内をきれいにするために食べられました。
けんちん汁
節分にけんちん汁を食べる文化は、主に関東のもの。
昔から、寒い冬の行事にはあたたかい「けんちん汁」は欠かせない行事食だったことから、現在もけんちん汁が食されるようです。
そば
旧暦では大晦日であるこの日には、年越しそばのように食べられていました。
今年はぜひ、それぞれ節分のお料理の意味を思い浮かべながら楽しんでみてください。
✫✫最後までお読み頂き、ありがとうございました✫✫