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寒い冬に「根菜類」
2021/12/02 管理栄養士より
こんにちは?
もぐもぐ管理栄養士です✫
12月に入り、寒さも厳しくなってきましたね??
身体が温まる物を食べて、寒い冬を乗り越えましょう!
みなさんが一度は耳にされたことのある根菜類とは根、茎、鱗茎(りんけい)、担根体(たんこんたい)を食べる野菜のこと。
根菜類には食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。
煮物や汁物などのじっくりと煮込み調理を要する料理に用いられ、冬には身体が温まるメニューの定番食材です♪
根菜類の野菜はそれぞれ食べる部分が異なり、それに伴ってさらに分類されます。
・根を食べる → 大根・人参・ごぼう・かぶ等
肥大した根の部分を食します。
・茎を食べる → さといも・レンコン・じゃがいも
肥大した茎を食します。
食べる部分が根と茎のどちらであるのかの見分け方は、側根があるかどうかで判断。
側根とは主根である食用の部分から生えている「ひげ根」のことを言います。
大根や人参には表面からひげ根が生えていますが、じゃが芋などは表面がツルツルとしており、ひげ根が生えていないため茎を食べていることになります。
・鱗茎(りんけい)を食べる → オニユリ・ヤマユリ
鱗茎(りんけい)とは葉鞘(ようしょう)が何重にも重なった部分を言います。
葉鞘とはさや状になっていて、茎の部分を包む葉の部分のこと。
茎の周りに何重にも葉が重なって地中に埋まっています。
・担根体(たんこんたい)を食べる → やまいも・ながいも
これらの根菜は根と茎の両方の構造を持っているので担根体といいます。
家庭料理ではお馴染みの、かぼちゃと玉ねぎ。
根菜類であると思われがちですが、かぼちゃは果菜類、玉ねぎは葉菜類に分類されます。
果菜類とは果実または種実を食べる野菜のこと。収穫時には土の上で育ち、ウリ科の植物に分類されます。
玉ねぎは、葉鞘が肥大した部分を食べます。
玉ねぎを切った断面を見ると皮が重なっている真ん中に茎のようなものがあります。
茎を包んでいる葉を食べるため根菜類には分類されません。
身体に嬉しい効果をたくさん持つ根菜類。
栄養をより効果的に摂取するおすすめの食べ方をご紹介します。ご家庭で調理される際には参考にしてみてください✫
人参
→よく洗って土や汚れを落とし、皮は剥かず油で調理
皮の付近にはβ-カロテンが豊富。
β-カロテンは、抵抗力を高める働きをもつビタミンAのもととなる成分です。
油で調理することによりβ-カロテンの吸収を高めることができます。
ごぼう・れんこん
→あく抜きをせず調理
ごぼうやレンコンの「あく」には抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富です。
あく抜きをすると抗酸化作用、さらに香りやうまみも逃げてしまいます。
あく抜きをせずに調理するか、できるだけ短い時間で行うことがおすすめです。
さといも
→ぬめりを取らずに調理
さといもには、コレステロールを抑える成分が含まれています。
さらに、さといものぬめりには胃粘膜の保護、肝臓や腎臓の機能を高める成分も含まれています。
皮をむいたら洗わず、ぬめりを残したまま食べるようにしましょう。
冬には煮物料理や、豚汁、ポトフなどたくさんの根菜を一度に食す料理が多くあります。
たっぷりの根菜で身体を内側から温めましょう♪