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初夏の「梅の実」

2021/06/17 管理栄養士より

 

 

こんにちはもぐもぐの管理栄養士です。

近頃は、気温が30℃を超える日も出てきましたが、まだまだ梅雨の時期ですね。

「梅雨」という言葉の由来をご存じでしょうか。

諸説あるそうですが、梅の実が熟し始める頃の雨であることから「梅雨」と呼ぶようになったと言われています。

今回は、「梅雨」の由来にもなっている「梅」についてのお話です。

 

 日本各地で栽培されている梅は、5月〜7月にかけて旬を迎えます。

皆様は、「梅しごと」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。

5月中旬から7月にかけて旬を迎える梅の実を梅干し・梅シロップ・梅酒などにする作業を「梅しごと」と呼びます。

この時期に梅しごとをすることで、1年を通して梅を楽しむことができます。

 

 梅の実は出回る時期によって熟度が異なるため、それぞれに適した熟度で梅仕事を行うことがポイントです。

 

5月中旬から下旬(小梅)

 小粒で硬く、緑色。

小梅浸けに適します。

 

6月上旬から中旬(青梅)

 大粒で硬く、緑色。

梅エキス・梅酒・梅シロップ・しょうゆ漬けに適します。

 

6月中旬から下旬(完熟梅)

 熟しはじめ、黄色い。

 梅干し(塩漬け)に適します。

 

7月上旬から中旬(追完熟梅)

 柔らかく、黄色い。

 梅ジャム・シソ漬けに適します。

 

 

 梅しごとを始める前に、忘れてはならないのは下ごしらえです。

 より美味しく梅を楽しむために、丁寧に行いましょう。

 

 

 

 

  • 洗う

まずは、流水で梅を洗います。

実を傷つけないように、11粒丁寧に洗いましょう。

 

 

 

  • アク抜き

梅の熟度や用途によって異なりますが水に浸し、アク抜きを行います。

青梅は24時間程度、黄色く熟した梅はアク抜きが必要ないとされています。

 

 

 

  • 水気をとる

水気を残すとカビの原因となってしまいます。

ザルなどに上げ、自然に乾燥させた後にキッチンペーパーやふきんで残った水気を拭き取ります。

 

 

 

  • ヘタを取り除く

竹串でヘタの部分を取り除きます。

梅の実を傷つけないように気を付けましょう。

 

仕込んでから完成するまで、3か月〜1年以上かかる梅しごとですが、出来上がりを楽しみにぜひ1度、挑戦されてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

 

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